韓国カンコク訴訟ソショウ  
   訴 訟 名 原告ゲンコク請求セイキュウニン 被告ヒコク請求セイキュウニン 事案ジアン 原告ゲンコク代理人ダイリニン 係 属 提訴控訴上告
訴状ソジョウリンク)
 訴訟ソショウ結果ケッカ
判決ハンケツリンク)
判決ハンケツ概要ガイヨウ
1 強制キョウセイ預入アズケイレキン補償ホショウ請求セイキュウ事件ジケン グンセイ法令ホウレイによる強制キョウセイ預金ヨキンシャ 大韓民国ダイカンミンコク 詳細ショウサイ事実ジジツ関係カンケイ不明フメイであるが、原告ゲンコクは1946ネン米軍ベイグンセイ実施ジッシした日本ニホンエン強制キョウセイ預金ヨキングンセイ法令ホウレイ57ゴウ)※チュウ1)により日本ニホンエン預入アズケイれさせられたモノであり、日韓ニッカン会談カイダン妥結ダケツし1966ネンに請求権資金法※チュウ2)が制定セイテイされると、強制キョウセイ預金ヨキンさせられた日本ニホン銀行ギンコウケン対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン該当ガイトウするとして国家コッカによる補償ホショウ請求セイキュウしたとオモわれる。   ソウル民事ミンジ地方チホウ法院ホウイン      
ソウル高等コウトウ法院ホウイン 1969 1970.6.17棄却キキャク  
ダイ法院ホウイン   1970.11.30棄却キキャク 請求権セイキュウケン資金シキンホウ対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン請求権セイキュウケン資金シキンから補償ホショウするとの原則ゲンソクシメしたのみで、その基準キジュン種類シュルイ限度ゲンドトウ具体的グタイテキサダめた法律ホウリツがまだ制定セイテイされていないので補償ホショウ請求セイキュウする法律ホウリツジョウ方法ホウホウがなく、原告ゲンコク損害ソンガイ対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケンフクまれるとの立証リッショウもないとして棄却キキャク。(その請求権セイキュウケン申告シンコクホウ請求権セイキュウケン補償ホショウホウ制定セイテイされ、グンセイ法令ホウレイ57ゴウによる強制キョウセイ預金ヨキン補償ホショウ対象タイショウとなった。)
2 強制キョウセイ預入アズケイレキン補償ホショウ請求セイキュウ事件ジケン(2 グンセイ法令ホウレイによる強制キョウセイ預金ヨキンシャ 大韓民国ダイカンミンコク 詳細ショウサイ事実ジジツ関係カンケイ不明フメイであるが、原告ゲンコクらは1946ネン米軍ベイグンセイ実施ジッシした日本ニホンエン強制キョウセイ預金ヨキングンセイ法令ホウレイ57ゴウ)※チュウ1)により日本ニホンエン預入アズケイれさせられたモノであるが、日韓ニッカン会談カイダン妥結ダケツし1966ネンに請求権資金法※チュウ2)が制定セイテイされると、強制キョウセイ預金ヨキンさせられた日本ニホン銀行ギンコウケン対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン該当ガイトウするとして国家コッカによる補償ホショウ請求セイキュウしたとオモわれる。   ソウル民事ミンジ地方チホウ法院ホウイン      
ソウル高等コウトウ法院ホウイン 1969 1970.6.5棄却キキャク  
ダイ法院ホウイン   1970.12.22棄却キキャク 請求権セイキュウケン資金シキンホウ対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン請求権セイキュウケン資金シキンから補償ホショウするとの原則ゲンソクシメしたのみで、その基準キジュン種類シュルイ限度ゲンドトウ具体的グタイテキサダめた法律ホウリツがまだ制定セイテイされていないので補償ホショウ請求セイキュウする法律ホウリツジョウ方法ホウホウがない原告の損害が対日民間請求権に含まれるとの立証もないとして棄却。(その請求権セイキュウケン申告シンコクホウ請求権セイキュウケン補償ホショウホウ制定セイテイされ、グンセイ法令ホウレイ57ゴウによる強制キョウセイ預金ヨキン補償ホショウ対象タイショウとなった。)
3 請求権セイキュウケン関連カンレンホウ立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニン憲法ケンポウ訴願ソガンチュウ5) 8.15以降イコウ対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン取得者シュトクシャ   Aは中国チュウゴク漢口カンコウ事業ジギョウをしていたが、1945ネン8ガツマツ敗戦ハイセンり、事業ジギョウ資産シサンを9ガツ初めに台湾タイワン銀行ギンコウ漢口カンコウ支店シテンからドウ福岡フクオカ支店シテン送金ソウキンした。しかしその台湾タイワン銀行ギンコウ閉鎖ヘイサされて金員キンインせなくなった。請求セイキュウニンはAからAの台湾タイワン銀行ギンコウ(その後身コウシンである日本ニホン貿易ボウエキ信用シンヨウ)にタイする債権サイケンユズけた。請求セイキュウニン請求権セイキュウケン資金法※チュウ2)、請求権セイキュウケン申告シンコク法※チュウ3)、請求権セイキュウケン補償ホショウ法※チュウ4)が補償ホショウ対象タイショウを1945ネン8ガツ15ニチ以前イゼンショウじた債権サイケン限定ゲンテイしている立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニンモトめた。 朴元淳(パクウォンスン ) 外1名 憲法ケンポウ裁判サイバンショ 1994.6.3 1996.10.4却下キャッカ 憲法ケンポウ裁判サイバンショ発足ホッソク以前イゼンの基本権侵害シンガイについての請求セイキュウ期間キカン憲法ケンポウ裁判サイバンショ構成コウセイ180ニチ以内イナイとされているところ、本件ホンケン請求セイキュウはの基本権キホンケン侵害シンガイ請求権セイキュウケンホウ成立セイリツしたときであり、憲法ケンポウ裁判サイバンショ発足ホッソク以前イゼンであるから、請求セイキュウ期間キカンしているとして却下キャッカした。
ただし、本件ホンケン立法リッポウ不作為フサクイ真正シンセイ立法リッポウ不作為フサクイであり、請求セイキュウ期間キカンしていないから本案ホンアンについて判断ハンダンすべきであるという趣旨シュシの、3メイ裁判官サイバンカン反対ハンタイ意見イケンされた。
4 請求権セイキュウケン関連カンレンホウ立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニン憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) 8.15以降イコウ対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン取得者シュトクシャ   請求セイキュウニンキュウ満州マンシュウ日本ニホンコク所有ショユウ鉱山コウザンで3年間ネンカンハタラいて日本ニホンエンを1945年8月21日にキュウ満州マンシュウ安東アンドウゲンタンヒガシ所在ショザイ日本ニホン経営ケイエイ銀行ギンコウから日本ニホン銀行ギンコウ送金ソウキンしたが、その直後チョクゴにその銀行ギンコウ閉鎖ヘイサされて金員キンインせなくなった。請求セイキュウニンが、請求権セイキュウケン資金シキン法※チュウ2)、請求権セイキュウケン申告シンコク法※チュウ3)、請求権セイキュウケン補償ホショウ法※チュウ4)が補償ホショウ対象タイショウを1945ネン8ガツ15ニチ以前イゼンショウじた債権サイケン限定ゲンテイしている立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニンモトめた。 石淵(イソギョン) 憲法ケンポウ裁判サイバンショ 1994.9.27 1996.10.31却下キャッカ 同上ドウジョウ
5 徴用チョウヨウ負傷者フショウシャ立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニン憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) 強制キョウセイ徴用チョウヨウ負傷者フショウシャ   請求権セイキュウケン補償ホショウホウチュウ4)が徴用チョウヨウ死亡者シボウシャに30マンウォンの補償金ホショウキン支給シキュウすることのみを規定キテイし、徴用チョウヨウ負傷者フショウシャタイする補償ホショウ規定キテイしていない立法リッポウ不作為フサクイ違憲イケン確認カクニンモトめた。 김용균(キムヨンギュン) 憲法ケンポウ裁判サイバンショ 1995.5.30 1996.11.28却下キャッカ 同上ドウジョウ
6 仲裁チュウサイ要請ヨウセイ不履行フリコウ違憲イケン確認カクニン憲法ケンポウ訴願ソガン 在日ザイニチ韓国カンコクジン徴用チョウヨウ戦傷者センショウシャドウ遺族イゾク   請求人らは軍属グンゾクとして負傷フショウした在日ザイニチ韓国カンコクジンらであるが、日本ニホン政府セイフ国籍コクセキ条項ジョウコウにより障害ショウガイ年給ネンキュウ支給シキュウ拒否キョヒし、韓国カンコク政府セイフ在日ザイニチ韓国カンコクジン問題モンダイ請求権セイキュウケン協定キョウテイ妥結ダケツしていないとして補償ホショウ措置ソチから除外ジョガイしている。このように両国政府が補償ホショウを拒否しているのは、在日ザイニチ韓国カンコクジン徴用チョウヨウシャ補償ホショウ請求セイキュウケン請求権セイキュウケン協定キョウテイ妥結ダケツしたかイナかについて韓日カンニチ政府セイフ意見イケン一致イッチしないことに原因ゲンインがあるとして、請求権セイキュウケン協定キョウテイジョウにもとづく仲裁チュウサイ回付カイフにより解釈の差異を解消するよう韓国カンコク政府セイフ請願セイガンしたが拒否キョヒされたため、このような公権力コウケンリョク行使コウシ不作為フサクイ違憲イケンであることの確認カクニンモトめて憲法ケンポウ訴願ソガン請求セイキュウした。 鍾仁(イムジョンイン)
金焌坤(キムジュンゴン)
外5名
憲法ケンポウ裁判サイバンショ 1998.6.22 2000.3.30却下キャッカ 韓国カンコク政府セイフ在日ザイニチ韓国カンコクジン徴用チョウヨウ負傷者フショウシャ適切テキセツ補償ホショウけられるように可能カノウなあらゆる努力ドリョクをしてカレらを保護ホゴすべきであるが、仲裁チュウサイ回付カイフという特定トクテイ方法ホウホウにより韓日カンニチカン紛争フンソウ解決カイケツしなければならないという憲法ケンポウウエ作為サクイ義務ギム韓国カンコク政府セイフにあるとか、請求セイキュウニンにそのような作為サクイ請求セイキュウすることができるとまではカイされないとして違憲イケン確認カクニン請求セイキュウ却下キャッカした。
7 補償金ホショウキン支給シキュウ終結シュウケツ違憲イケン確認カクニン憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) 対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン所有者ショユウシャ   30ネンマエ死亡シボウした父親チチオヤニチテイ時代ジダイ発行ハッコウされた保険ホケン証券ショウケントウ所持ショジしていたことを1999ネンになってった請求セイキュウニンが、1982ネン12ガツ31ニチ請求権セイキュウケン協定キョウテイ関連カンレンホウ廃止ハイシされて補償ホショウ終結シュウケツしたのは違憲イケンであることの確認カクニンモトめた。   憲法ケンポウ裁判サイバンショ 1999.7.2 1999.7.23却下キャッカ 憲法ケンポウ裁判サイバンショ発足ホッソク以前イゼン基本的キホンテキ人権ジンケン侵害シンガイについての請求セイキュウ期間キカン憲法ケンポウ裁判サイバンショ構成コウセイ180ニチ以内イナイとされているところ、本件ホンケン請求セイキュウはこれをしているとして却下キャッカ
8 三菱ミツビシ徴用チョウヨウコウ訴訟ソショウ モト三菱ミツビシ広島ヒロシマ徴用チョウヨウコウ5メイ 三菱ミツビシ重工ジュウコウ 徴用により三菱ミツビシ重工ジュウコウで労働に従事させられた原告らが、日本でクニ三菱ミツビシ重工ジュウコウタイして賠償訴訟を提起し敗訴ハイソしたが(日本ニホン訴訟ソショウ41事件ジケン)、日本ニホン訴訟ソショウ最高裁サイコウサイ係属中ケイゾクチュウ三菱ミツビシ重工ジュウコウタイする同一の内容の請求を韓国の裁判所に提訴した。 ()春熙(チュニ)
(チェ)(ボン)()
(キム)()(ギョン)
(チャン)영석(ヨンソク)
(キム)(ジン)(グク)
釜山プサン地方チホウ法院ホウイン 2000.5.1 2007.2.2棄却キキャク 裁判サイバン管轄カンカツキュウ三菱ミツビシ被告ヒコク同一性ドウイツセイトウについては原告ゲンコク主張シュチョウミトめたが、時効ジコウにより請求セイキュウ棄却キキャクした。
釜山プサン高等コウトウ法院ホウイン   2009.2.3棄却キキャク 日本ニホン裁判サイバン判決ハンケツ韓国カンコク公序コウジョ良俗リョウゾクハンするものではないとして既判力キハンリョクミトめ、これにハンする原告ゲンコク請求セイキュウ棄却キキャクした。
ダイ法院ホウイン   2012.5.24差戻 日本判決は韓国憲法の根本理念に反すること、時効援用は信義則違反であること、日韓請求権協定は植民地ショクミンチ支配シハイ直結チョッケツした反人道的犯罪行為には適用されないことなどを理由として原判決を破棄し、原審に差し戻した。
釜山プサン高等コウトウ法院ホウイン   2013.7.30認容ニンヨウ 被害者ヒガイシャ一人ヒトリたり8000マンウォンの損害ソンガイ賠償バイショウ認容ニンヨウした。
ダイ法院ホウイン   係属中ケイゾクチュウ  
9 遺骨イコツ引渡ヒキワタシ訴訟ソショウ 徴用チョウヨウグンゾク死亡者シボウシャ遺族イゾク5メイ 大韓民国ダイカンミンコク 1948ネン2ガツオヨび5ガツ当時トウジ朝鮮チョウセン過度カド政府セイフ外務ガイム釜山プサン連絡レンラク事務ジムショ臨時リンジ政府セイフ日本ニホン送還ソウカンされた遺骨イコツ返還ヘンカンモトめた。 金焌坤(キムジュンゴン)
李春熙(イ チュニ)
崔鳳泰(チェボンテ)
忠賢(オ  チュンヒョン)
宋海翼(ソンヘイク)
ソウル地方チホウ法院ホウイン 2000.11.28 2002.6.5棄却キキャク 遺骨イコツ被告ヒコク保管ホカンしている証拠ショウコがないとして棄却キキャク
訴訟ソショウ過程カテイ返還ヘンカンされたのは遺骨イコツではなく位牌イハイであることが判明ハンメイしたため原告ゲンコクらは控訴コウソをせず、確定カクテイした。
10 遺骨イコツ返還ヘンカン不作為フサクイ憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) ドウウエ   前記ゼンキ9事件ジケン原告ゲンコクらが日本ニホンから遺骨イコツけとったのに遺族イゾク返還ヘンカンせず、死亡シボウ事実ジジツさえ通知ツウチせず、遺骨イコツ返還ヘンカン請求セイキュウされたノチナンらの措置ソチをとらなかった韓国カンコク政府セイフ不作為フサクイ違憲イケンであることの確認カクニンモトめた。 金焌坤(キムジュンゴン)
李春熙(イ チュニ)
崔鳳泰(チェボンテ)
忠賢(オ  チュンヒョン)
宋海翼(ソンヘイク)
憲法ケンポウ裁判サイバンショ 2002.4.1 2002.4.16却下キャッカ 憲法ケンポウ訴願ソガンスベての救済キュウサイ手段シュダンくしたノチミトめられる補充的ホジュウテキ手段シュダンであり、本件ホンケンのようにゲン民事ミンジ訴訟ソショウ進行中シンコウチュウである場合バアイにはミトめられないとして却下キャッカした。
11 韓日カンニチ会談カイダン文書ブンショ公開コウカイ訴訟ソショウ 日本ニホングン「慰安婦」勤労挺身隊、軍人・軍属・労務者等強制動員被害者ヒガイシャ原爆ゲンバク被爆者ヒバクシャ遺族イゾクトウ遺族イゾク100メイ 外交ガイコウ通商ツウショウ長官チョウカン 原告ゲンコクらは韓日会談関連会議録トウ文書ブンショの公開を被告に請求したが、被告は本件文書は情報公開法」所定の「公開される場合…国家の重大な利益を害する虞れがあると認められる情報」であって非公開対象情報に該当するとして公開コウカイ拒否キョヒした。原告ゲンコクらは日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイにより原告ゲンコクらの損害賠償請求権が消滅したいう日本ニホン政府セイフ主張シュチョウ正否セイヒを判断するためには本件文書を通じて請求権協定の経緯などを検討する必要性があるとして拒否キョヒ処分ショブンしをモトめた。 金晋局(キムジングク)
外一名
ソウル行政ギョウセイ法院ホウイン 2002.10. 2004.2.13一部イチブ認容ニンヨウ 一般イッパン請求権セイキュウケンカンする文書ブンショについてのみ請求セイキュウ認容ニンヨウした。
ソウル高等コウトウ法院ホウイン 2004 2005.1.18取下トリサ 韓国カンコク政府セイフ盧武鉉ノムヒョン政権セイケン)は控訴コウソげ、関連カンレン文書ブンショ全面ゼンメン公開コウカイし、公開コウカイ措置ソチ検討ケントウするミンカン共同キョウドウ委員会イインカイ開催カイサイし、民間ミンカン共同キョウドウ委員会イインカイ見解ケンカイチュウ6)を発表ハッピョウした。
            ダイ法院ホウイン   係属中ケイゾクチュウ  
12 新日鉄シンニッテツ一次イチジ訴訟ソショウ モト日鐵ニッテツ大阪オオサカ八幡ヤハタ釜石カマイシ製鉄セイテツショ徴用チョウヨウコウ4メイ 新日鉄シンニッテツ住金スミキン 徴用により日本製鉄で労働に従事させられた原告らが、日本でクニ新日鉄シンニッテツタイして賠償訴訟を提起し敗訴ハイソしたが(日本ニホン訴訟ソショウ53事件ジケン)、日本ニホン訴訟ソショウ敗訴ハイソ確定カクテイ新日鉄シンニッテツタイする同一の内容の請求を韓国の裁判所に提訴した。 張完翼(チャンワニク)
(チェ)(ボンテ)
ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2005.2.28    
ソウル高等コウトウ法院ホウイン   2009.7.16棄却キキャク 日本ニホン判決ハンケツ既判力キハンリョクキュウ日本ニホン製鉄セイテツ新日本シンニホン製鉄セイテツホウ人格ジンカク同一性ドウイツセイ否定ヒテイ消滅ショウメツ時効ジコウにより原告ゲンコクらの請求セイキュウ棄却キキャクした。
ダイ法院ホウイン   2012.5.24差戻 日本判決は韓国憲法の根本理念に反すること、時効援用は信義則違反であること、日韓請求権協定は植民地ショクミンチ支配シハイ直結チョッケツした反人道的犯罪行為には適用されないことなどを理由として原判決を破棄し、原審に差し戻した。
ソウル高等コウトウ法院ホウイン   2013.7.10認容ニンヨウ 原告ゲンコク一人ヒトリたり1オクウォンの損害ソンガイ賠償バイショウ認容ニンヨウした。
ダイ法院ホウイン   係属中ケイゾクチュウ  
13 POSCO訴訟ソショウ 徴用チョウヨウ徴兵チョウヘイ被害者ヒガイシャドウ遺族イゾク Posco(キュウウラコウ製鐵セイテツ 被告ヒコクはその設立セツリツ請求権セイキュウケン資金シキン使用シヨウするナドして請求権セイキュウケン資金シキン原告ゲンコクらに帰属キゾクすることを妨害ボウガイしたのみならず、ニチテイ侵略シンリャク戦争センソウ同調ドウチョウした日本ニホン製鉄セイテツ承継ショウケイした新日本シンニホン製鉄セイテツ技術ギジュツ提携テイケイ株式カブシキ相互ソウゴ保有ホユウしており、新日鉄シンニッテツ株主カブヌシとして原告ゲンコクらの法益ホウエキ侵害シンガイ問題モンダイ解決カイケツするように株主カブヌシ総会ソウカイ発言ハツゲンするなど努力ドリョクすべき憲法ケンポウウエ条理ジョウリジョウ義務ギムがあるにもかかわらず、それをオコタったとして原告ゲンコク一人ヒトリたり100マンウォンの損害ソンガイ賠償バイショウ請求セイキュウした。 崔鳳泰(チェボンテ)
政翰(オジョンハン)
外一名
ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2006.5 2007.8.17棄却キキャク 原告ゲンコク主張シュチョウする被告ヒコク行為コウイ不法フホウ行為コウイ該当ガイトウするとはえないとして棄却キキャク。ただし「請求権セイキュウケン資金シキンによって設立セツリツされた被告ヒコクとしては、スクなくとも企業キギョウ社会的シャカイテキ責任セキニンたすという側面ソクメンで、強制キョウセイ徴用チョウヨウ賃金チンギン未払ミハライなどの被害ヒガイコウムった人々ヒトビトのためにそれなりの努力ドリョクをしなければならない」と付言フゲンした。
ソウル高等コウトウ法院ホウイン   2011.2.24棄却キキャク 被告ヒコク当時トウジ適法テキホウ手続テツヅにより請求権セイキュウケン資金シキンから投資トウシけすでに償還ショウカンしたとして棄却キキャクタダし、被告ヒコククニ協力キョウリョクして強制キョウセイ徴用チョウヨウ被害者ヒガイシャ支援シエンのための公的コウテキ資金シキン拡充カクジュウ努力ドリョクすべきであると付言フゲンした。被告ヒコクPOSCOはこれをけて「 対日抗争期強制動員被害調査および国外犠牲者等の支援に関する特別法 」※チュウ8)改正カイセイにより設立セツリツされる強制キョウセイ徴用チョウヨウ被害者ヒガイシャ支援シエン財団ザイダンに100オクウォンの拠出キョシュツをすると表明ヒョウメイした。
14 モト慰安婦イアンフ憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) 日本ニホングン慰安婦イアンフ被害者ヒガイシャ64メイ 外交ガイコウ通商ツウショウ長官チョウカン 民官共同委員会見解※チュウ6)において、日本軍「慰安婦」被害者問題は、日韓請求権協定の範囲ガイであるとされたが、韓国政府は日本政府との解釈の相違を解決するために日韓請求権協定第3条の定める外交経路による解決や仲裁手続を行おうとしなかった。これに対し、請求セイキュウニンらは韓国カンコク政府の不作為により憲法上の基本的人権を侵害されたとして、不作為の違憲確認を求めた。 車智勳(チャ ジ フン) 韓澤根(ハンテックン)
김진(キムジン) 載桓(シムジェファン)
張游植(チャンユシク) 元a京(ウォンミンギョン)
金學雄(キムハグン) 民鐘(イミンジョン)
()錫兌(ソクテ) ゙永鮮(チョヨンソン)
韓京洙(ハンギョンス) 趙宰賢(チョジェヒョン)
朴柱民(パク チュミン) 金江苑(キムガンウォン)
崔鳳泰(チェボンテ) 春熙(イ  チュニ)
忠賢(オ チュンヒョン)  宋海翼(ソン ヘイク)
金仁錫(キム インソク) 주경태(チュギョンテ)
成雨(イムソンウ) (クォンヨンギュ) 
憲法ケンポウ裁判サイバンショ 2006.7.5 2011.8.30認容ニンヨウ 憲法ケンポウウエ国家コッカ人間ニンゲン尊厳ソンゲン侵害シンガイされた国民コクミンタイする保護ホゴ義務ギムっており、日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイ3ジョウ手続テツヅキにより日本ニホンとの解釈カイシャクジョウ紛争フンソウ解決カイケツし、請求セイキュウニンらの人権ジンケン保護ホゴする作為サクイ義務ギムがあったが、政府セイフがこの作為サクイ義務ギムオコタったため、申請人シンセイニンらは高齢コウレイにもかかわらず日本ニホンからの賠償バイショウイマだにけられず基本的キホンテキ人権ジンケン侵害シンガイされたとして、申請を認容ニンヨウした。これについて、違憲イケン確認カクニンにとどまらず韓国カンコク政府セイフ補償ホショウ義務ギム宣言センゲンすべきであるという1裁判官サイバンカン補充ホジュウ意見イケン請求権セイキュウケン協定キョウテイ3ジョウ手続テツヅキハイるかイナかは政府セイフ裁量サイリョウ事項ジコウであるとする3裁判官サイバンカン反対ハンタイ意見イケンがあった。
15 被爆者ヒバクシャ憲法ケンポウ訴願ソガン※注5) 原爆ゲンバク被爆者ヒバクシャ
2542メイ
外交ガイコウ通商ツウショウ長官チョウカン 民官共同委員会見解※注6)において、原爆ゲンバク被爆者ヒバクシャ問題は、日韓請求権協定の範囲ガイであるとされたが、韓国政府は日本政府との解釈の相違を解決するために日韓請求権協定第3条の定める外交経路による解決や仲裁手続を行おうとしなかった。これに対し、請求セイキュウニンらは韓国カンコク政府の不作為により憲法上の基本的人権を侵害されたとして、不作為の違憲確認を求めた。 崔鳳泰(チェボンテ) 李春熙(イ チュニ)
忠賢(オ チュンヒョン)  宋海翼(ソン ヘイク)
金仁錫(キムインソク) 成雨(イムソンウ) 
(クオンヨンギユ) 尙烈(ヤンサンヨル)
憲法ケンポウ裁判サイバンショ 2008.10.29 2011.8.30認容ニンヨウ 憲法ケンポウウエ国家コッカ人間ニンゲン尊厳ソンゲン侵害シンガイされた国民コクミンタイする保護ホゴ義務ギムっており、日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイ3ジョウ手続テツヅキにより日本ニホンとの解釈カイシャクジョウ紛争フンソウ解決カイケツし、請求セイキュウニンらの人権ジンケン保護ホゴする作為サクイ義務ギムがあったが、政府セイフがこの作為サクイ義務ギムオコタったため、申請人シンセイニンらは高齢コウレイにもかかわらず日本ニホンからの賠償バイショウイマだにけられず基本的キホンテキ人権ジンケン侵害シンガイされたとして、申請を認容ニンヨウした。これについて、違憲イケン確認カクニンにとどまらず韓国カンコク政府セイフ補償ホショウ義務ギム宣言センゲンすべきであるという1裁判官サイバンカン補充ホジュウ意見イケン請求権セイキュウケン協定キョウテイ3ジョウ手続テツヅキハイるかイナかは政府セイフ裁量サイリョウ事項ジコウであるとする3裁判官サイバンカン反対ハンタイ意見イケンがあった。
16 慰労金イロウキントウ支給シキュウ決定ケッテイ処分ショブン取消トリケシ請求セイキュウ訴訟ソショウ モト軍人グンジン遺族イゾク 太平洋タイヘイヨウ戦争センソウ前後ゼンゴ国外コクガイ強制キョウセイ動員ドウイン犠牲者ギセイシャ支援シエン委員会イインカイ 韓国カンコク政府セイフは2007ネン12ガツに「太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者等支援に関する法律」※チュウ7)を制定セイテイし、未払ミハライ賃金チンギントウ本人ホンニン支払シハラわれず日本ニホン供託キョウタクされている被害者ヒガイシャタイ供託金キョウタクキン1エンを2000ウォンに換算カンサンして慰労金イロウキン支給シキュウしている。しかし原告ゲンコクはこの支援シエンキン人道的ジンドウテキ支援シエンではなく補償ホショウわるものであるとすれば上記ジョウキ換算カンサンリツ現価ゲンカとかけはなれており不当フトウであるとして、支給シキュウ決定ケッテイ処分ショブンしをモトめた。 崔鳳泰(チェボンテ) 李春熙(イ チュニ)
忠賢(オ チュンヒョン)  宋海翼(ソン ヘイク)
金仁錫(キムインソク) 成雨(イムソンウ) 
(クオンヨンギユ) 尙烈(ヤンサンヨル)
(ヨ インヒョプ)
ソウル行政ギョウセイ法院ホウイン 2009.8 停止テイシチュウ
チュウ9)
 
       
       
17 強制キョウセイ動員ドウイン犠牲者ギセイシャ支援シエンホウ換算カンサン条項ジョウコウ日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイトウ違憲イケンテイショウチュウ9) ソウル行政ギョウセイ法院ホウイン   前記ゼンキ16事件ジケンナカ原告ゲンコク日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイと「太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者等支援に関する法律」※注8)が違憲イケンであると主張シュチョウし、憲法ケンポウテイショウ申請シンセイをした。裁判所サイバンショ日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイ違憲イケンとはいえないが、犠牲者ギセイシャ支援シエンホウ換算カンサン条項ジョウコウ違憲イケンウタガいがあるとの意見イケンして憲法ケンポウ裁判サイバンショ違憲イケンテイショウチュウ9)をした。 崔鳳泰(チェボンテ) 李春熙(イ チュニ)
忠賢(オ チュンヒョン)  宋海翼(ソン ヘイク)
金仁錫(キムインソク) 成雨(イムソンウ) 
(クオンヨンギユ) 尙烈(ヤンサンヨル)
(ヨ インヒョプ)
憲法ケンポウ裁判サイバンショ 2010.6.18 係属ケイゾクチュウ  
18 三菱ミツビシ名古屋ナゴヤ勤労キンロウ挺身隊テイシンタイ訴訟ソショウ モト勤労キンロウ挺身隊テイシンタイ被害者ヒガイシャ4メイ遺族イゾク1メイ 三菱ミツビシ重工ジュウコウ
本件の原告らは12〜14サイのときに女子ジョシ勤労キンロウ挺身隊テイシンタイとして軍需グンジュ工場コウジョウである名古屋の三菱重工道徳工場で強制キョウセイ労働ロウドウ従事ジュウジした被害者ヒガイシャであり、日本ニホン訴訟ソショウ59事件ジケン原告ゲンコクらと同一ドウイツである。原告ゲンコクらはクニ三菱ミツビシ重工ジュウコウ被告ヒコクとして名古屋ナゴヤ地裁に提訴し最高裁まで争って敗訴したが、2012年5月24日の三菱ミツビシ新日鉄シンニッテツ事件ジケン大法院判決後に三菱ミツビシ重工ジュウコウに対してドウ趣旨シュシ訴訟ソショウを韓国の裁判所に提訴した。 仙淑(イムソンスク)
金偵鎬(キムジョンホ)
鄭彩雄(チョンチェウン)
李尙(イサンカプ)
台浩(イム テ  ホ)
金正熙(キムジョンヒ)
程仁基(ジョンインギ)
金相訓(キムサンフン)
光州コウシュウ地方チホウ法院ホウイン 2012.10.24 2013.11.1認ニンヨウ 原告らが動員当時小学校を卒業直後の年齢の女性であり、当時日本が批准していた強制労働禁止条約で絶対的に強制労働が禁止される対象であったことを強調し、被告に被害者一人当たり1億5000万ウォンの慰謝料の支払いを命じた。
光州コウシュウ高裁コウサイ   2015.6.24認容ニンヨウ 韓国カンコク法院ホウイン管轄カンカツキュウ三菱ミツビシ被告ヒコク同一性ドウイツセイ日本ニホン判決ハンケツ既判力キハンリョク時効ジコウ除斥ジョセキ期間キカン請求権セイキュウケン協定キョウテイによる権利ケンリ放棄ホウキ韓国カンコク政府セイフ慰労金イロウキン支給シキュウによる解決カイケツロンなど三菱ミツビシガワスベての主張シュチョウ退シリゾけ、慰謝料イシャリョウ支払シハラいをメイじたが、認容ニンヨウガク一審イッシンより若干ジャッカン減額ゲンガクした。
ダイ法院ホウイン   係属ケイゾクチュウ  
19 不二越フジコシ勤労キンロウ挺身隊テイシンタイ訴訟ソショウ モト勤労キンロウ挺身隊テイシンタイ被害者ヒガイシャ13メイボウ被害者ヒガイシャ4メイ遺族イゾク14メイ 不二越フジコシ 本件の原告らは13〜14サイのときに女子ジョシ勤労キンロウ挺身隊テイシンタイとして軍需グンジュ工場コウジョウである不二越フジコシ富山トヤマ工場コウジョウ強制キョウセイ労働ロウドウ従事ジュウジした被害者ヒガイシャであり、不二越フジコシ二次ニジ訴訟ソショウ日本ニホン訴訟ソショウ75事件ジケン)の原告ゲンコクらと同一ドウイツである。原告ゲンコクらは富山地裁に提訴し最高裁まで争って敗訴したが、2012年5月24日の三菱ミツビシ新日鉄シンニッテツ事件ジケン大法院判決後に不二越に対してドウ趣旨シュシ訴訟ソショウを韓国の裁判所に提訴した。 金美京(キムミギョン)
張完翼(チャンワニク)
ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2013.2.14 2014.10.30認ニンヨウ 三菱ミツビシシン日鉄ニッテツ事件ジケン大法院判決及び名古屋三菱女子勤労挺身隊に関する光州地方裁判所判決の論理を踏襲し、動員期間に応じて被害者1人当たり1億ウォン又は8000万ウォンの慰謝料の支払いを不二越に命じた。
ソウル高等コウトウ法院ホウイン   係属ケイゾクチュウ  
       
20 新日鉄シンニッテツ二次ニジ訴訟ソショウ 八幡ヤハタ製鉄セイテツジョ釜石カマイシ製鉄セイテツショモト徴用チョウヨウコウ8メイ 新日鉄シンニッテツ住金スミキン 被害者ヒガイシャ一人ヒトリたり1オクウォンの慰謝料イシャリョウ請求セイキュウした。 張完翼(チャンワニク) ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2013.3.11 2015.11.13認容ニンヨウ 合計ゴウケイ7オクウォンの支払シハラいをメイじた。
       
       
21 モト慰安婦イアンフ調停チョウテイ ナヌムのイエ居住キョジュウ日本ニホングン慰安婦イアンフ被害者ヒガイシャ12メイ 日本ニホンコク 日本ニホンコクタイ1人ヒトリたり1オクウォンの損害ソンガイ賠償バイショウモトめて調停チョウテイ申請シンセイした。裁判所サイバンショは2015ネン6ガツ15ニチと7ガツ13ニチ調停チョウテイ期日キジツ指定シテイしたが日本ニホンコクガワ出席シュッセキしなかった。サラ裁判サイバンショ調停チョウテイオウじるかイナかの照会書ショウカイショ日本ニホン政府セイフに3カイオクったが、日本ニホン政府セイフはハーグ送達ソウタツ条約ジョウヤク13ジョウ引用インヨウして韓国カンコク裁判サイバン主権シュケン日本ニホンオヨばないとして照会書ショウカイショスベ返送ヘンソウした。韓国カンコク調停チョウテイホウでは調停チョウテイ不能フノウ場合バアイ自動的ジドウテキ訴訟ソショウ移行イコウするとされているので、近日中キンジツチュウ訴訟ソショウ移行イコウする見込ミコみである。 金江苑(キムガンウォン) ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2013.8 係属中ケイゾクチュウ  
       
       
22 被爆者ヒバクシャ損害ソンガイ賠償バイショウ請求セイキュウ 韓国カンコクジン原爆ゲンバク被爆者ヒバクシャ79メイ 大韓民国ダイカンミンコク 2011.8.30憲法ケンポウ裁判サイバンショ決定ケッテイの後、韓国政府は日本政府に対し両者協議の開催を繰り返し申し入れているが、日本政府はこれに回答せず、問題は進展していない。そこで、原告らは、日本政府が協議に応じない以上、韓国政府には請求権セイキュウケン協定キョウテイダイ3ジョウ規定キテイする仲裁に回付する義務があるにもかかわらずこれを怠っているとして損害賠償を請求した。 崔鳳泰(チェボンテ) ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2013 2015.6.26棄キキャク 韓国政府の措置は不十分なものではあるが、憲法裁判所決定は一定期間外交上の経路による解決を追求した後に必ず仲裁回付せよと義務づけたものではなく、仲裁回付に進まない韓国政府の不作為は未だ不法行為とまではいえないとして請求を棄却した。
ソウル高等コウトウ法院ホウイン   係属ケイゾクチュウ  
       
23 遺族会イゾクカイ集団シュウダン訴訟ソショウ一次イチジ)※チュウ10) モト徴用チョウヨウコウ遺族イゾク252メイ 三菱ミツビシ重工ジュウコウ
住友スミトモ重機ジュウキ
昭和ショウワ電工デンコウ
1人当たり1000万ウォンの損害ソンガイ賠償バイショウを求めた。   ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2013.12    
       
       
24 帝国テイコク慰安婦イアンフ出版シュッパン差止サシトメ仮処分カリショブン事件ジケン ナヌムのイエ居住キョジュウ元「慰安婦」被害者9メイ 朴裕河(パギュハ)
(
)
정종주(チョン・ジョンジュ)
被告の著書「帝国の慰安婦」中の「慰安婦」被害者と大日本帝国軍人は同志のような関係であるなどの記載が原告らの名誉を毀損するものであるとして上記ジョウキ事件ジケン書籍ショセキ出版シュッパン禁止キンシオヨ著者チョシャの「慰安婦イアンフ被害者ヒガイシャらへの接近セッキン取材シュザイ禁止キンシモトめた。 梁承奉(ヤンスンボン) 홍장미(ホンジャンミ)
(イサンヒ) 朴甲柱(パクカプチュ)
金e晶(キムスジョン) 鄭然順(チョンヨンスン)
白承憲(ペクスンホン) 張完翼(チャンワニク)
金晋局(キムジングク) 鄭載勲(チョンジェフン)
朴玟貞(パクミンジョン)
ソウル東部トウブ地方チホウ法院ホウイン 2014.6 2015.2.17一部イチブ認容ニンヨウ 34かショ表現ヒョウゲン削除サクジョメイじ、接近セッキン取材シュザイ禁止キンシ棄却キキャクした。現在ゲンザイ韓国カンコクでは当該トウガイ部分ブブン伏字フセジにした書籍ショセキ販売ハンバイされている。
25 帝国テイコク慰安婦イアンフ名誉メイヨ棄損キソン事件ジケン ナヌムのイエ居住キョジュウモト慰安婦イアンフ被害者ヒガイシャ9メイ 朴裕河(パギュハ)
정종주(チョン・ジョンジュ)
24事件ジケン仮処分カリショブン決定ケッテイまでに販売ハンバイされたドウ書籍ショセキについて著書チョショ出版社シュッパンシャ代表者ダイヒョウシャ損害ソンガイ賠償バイショウモトめた。   ソウル東部トウブ地方チホウ法院ホウイン 2014.6 係属中ケイゾクチュウ  
       
       
26 遺族会イゾクカイ集団シュウダン訴訟ソショウ二次ニジ)※チュウ11) モト徴用チョウヨウコウトウ920メイ 三菱ミツビシ日産ニッサン自動車ジドウシャトウ日本ニホン企業キギョウ72シャ 1人あたり1000万ウォンずつを請求。(訴訟ソショウ進行シンコウにしたがい訴訟ソショウ金額を1億ウォンずつに増やし、韓国裁判所で勝訴判決を受けた場合、米国裁判所で賠償執行手続きをオコナうと表明ヒョウメイ 장영기(チャンヨンギ) ソウル中央チュウオウ地方チホウ法院ホウイン 2015.4.21    
       
       
チュウ 日本ニホン新円シンエン切替キリカエの5ニチである1946ネン2ガツ21ニチ朝鮮チョウセン米軍ベイグンセイチョウグンセイ法令ホウレイ57ゴウハッし、一円イチエン以上イジョウ額面ガクメン日本ニホン銀行ギンコウケン指定シテイ金融キンユウ機関キカン預金ヨキンすることをメイじた。この預金ヨキン引出ヒキダシ禁止キンシされ、実質上ジッシツジョウ没収ボッシュウであった。請求権セイキュウケン申告シンコクホウ
請求権補償法では、韓国民の所持する日本銀行券に加えてこの預金も補償の対象とされた。 グンセイ法令ホウレイ57ゴウ
チュウ2 1966ネン2ガツ19ニチ制定セイテイ大韓ダイカン民国ミンコク国民コクミンユウする1945ネン8ガツ15ニチ以前イゼンまでの対日タイニチ民間ミンカン請求権セイキュウケン日韓ニッカン請求権セイキュウケン協定キョウテイによる請求権セイキュウケン資金シキンナカから補償ホショウしなければならないと規定キテイした。 請求権セイキュウケン資金シキンホウ
チュウ3 1971ネン1ガツ19ニチ制定セイテイ請求権セイキュウケン資金シキンにより補償ホショウける民間ミンカン請求権セイキュウケン申告シンコク方法ホウホウサダめた。このナカ徴用チョウヨウ死亡者シボウシャ申告シンコク対象タイショウとされたが、負傷者フショウシャなどの生還者セイカンシャ被害ヒガイ申告シンコク対象タイショウから除外ジョガイされた。請求権セイキュウケン申告シンコクホウ 請求権セイキュウケン申告シンコクホウ
チュウ4 1974ネン12ガツ21ニチ制定セイテイ請求権セイキュウケン資金シキンによる補償ホショウ方法ホウホウトウサダめた。財産権ザイサンケンについては日本ニホンエン1エンタイして30ウォン、徴用チョウヨウ死亡者シボウシャには1人ヒトリ30マンウォンの補償ホショウオコナわれることになった。 請求権セイキュウケン補償ホショウホウ
チュウ5 公権力コウケンリョク行使コウシマタ不行使フコウシによって基本権キホンケン侵害シンガイされたモノ法的ホウテキ救済キュウサイ手続テツヅキくしたのちに憲法ケンポウ裁判サイバンショ直接チョクセツ救済キュウサイモトめることができる(憲法ケンポウ裁判サイバンショホウ69ジョウ1コウ)。この手続テツヅキを「憲法ケンポウ訴願ソガン」という。
チュウ6 2005ネン8ガツ26ニチ公表コウヒョウ日韓ニッカン請求権協定は韓日両国間の財政的・民事的債権債務関係を解決カイケツるためのものであり、日本の植民地支配賠償を請求するためのものではなく、日本軍慰安婦問題、サハリン同胞、原爆被害者問題は韓日請求権
協定の対象に含まれていないとした。請求権セイキュウケン協定キョウテイカンする韓国政府の正式見解である。 ミンカン共同キョウドウ委員会イインカイ見解ケンカイ
チュウ7 2007ネン12ガツ10ニチ制定セイテイ強制キョウセイ徴用チョウヨウ犠牲者ギセイシャに2000マンウォン、負傷者フショウシャ程度テイドオウじ2000マンウォン以下イカ慰労金イロウキン未収金ミシュウキン1エンあたり2000ウォンの支援シエンキン支給シキュウするなどの支援シエンサクサダめた。
→太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者等支援に関する法律
チュウ8 2010ネン3ガツ22ニチ制定セイテイ前記ゼンキ「 太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者等支援に関する法律」から慰労金イロウキン支援シエンキン条項ジョウコウぎ、2011ネン8ガツ4ニチ改正カイセイにより被害者ヒガイシャ支援シエン財団ザイダン設立セツリツ規定キテイされた(タダドウ財団ザイダン設立セツリツ手続テツヅキをめぐる紛糾フンキュウのた
め設立にいったていない)。 → 対日抗争期強制動員被害調査および国外犠牲者等の支援に関する特別法 
チュウ9 韓国カンコク一般的イッパンテキ裁判所サイバンショとして日本ニホン地裁チサイ高裁コウサイ最高裁サイコウサイ該当ガイトウする地方チホウ法院ホウイン高等コウトウ法院ホウインダイ法院ホウインがあるが、1987ネン制定セイテイ現行ゲンコウ憲法ケンポウ前記ゼンキホカ違憲イケン審査シンサケン行使コウシする憲法ケンポウ裁判サイバンショ設置セッチされた。一般イッパン裁判所サイバンショにおいて立法リッポウ行政ギョウセイ
違憲が争点となった場合、裁判所は当事者の請求又は職権で憲法裁判所に違憲・合憲の判断を求め(これを憲法提請という)、その結果が出るまで、本来の事件の手続を停止する。
チュウ10 2014ネン6ガツ7ニチ、アジア太平洋タイヘイヨウ戦争センソウ犠牲者ギセイシャ韓国カンコク遺族会イゾクカイトウが「昨年サクネン12ガツ原告ゲンコク252メイ集団シュウダン訴訟ソショウ提訴テイソした」などと発表ハッピョウしたとホウじられた。続報ゾクホウもなく訴訟ソショウ資料シリョウ未見ミケンであり詳細ショウサイ不明フメイである。 提訴テイソ報道ホウドウ
チュウ11 アジア太平洋タイヘイヨウ戦争センソウ犠牲者ギセイシャ韓国カンコク遺族会イゾクカイは2015ネン4ガツ21ニチ記者キシャ会見カイケンオコナい、920ニン原告ゲンコク、72シャ日本ニホン企業キギョウ被告ヒコク集団シュウダン訴訟ソショウ提起テイキしたと発表ハッピョウした。本件ホンケンについても続報ゾクホウがなく、訴訟資料も現在のところ見いだせず、詳細は不明である。
提訴テイソ記者キシャ会見カイケン報道ホウドウ