大韓民国憲法史

   韓国は1948年以来1987年までに9回の憲法改正を行いました。つまり、現在の韓国憲法は韓国にとって10代目の憲法となります。 これらの憲法改正ではドイツのワイマール憲法、ボン基本法をはじめとして、フランス共和国憲法、アメリカ合衆国憲法;、日本国憲法などが参照されており、韓国の現代史は「比較憲法の実験場」とも呼ばれています。これは独裁政治を克服して立憲主義を樹立する苦闘の歴史でもあり、とくに韓国憲法の緊急事態条項が民主主義を圧殺するためにどのように利用されてきたかを知ることは、憲法改正論議のなかで緊急事態条項の創設がとりざたされる現状においてきわめて有益であると思われます。
 以下は、韓国歴代憲法の特徴、改正にいたる経緯についての簡単な解説と各憲法の全文日本語訳です。


●解説編

≫1 制憲憲法の成立(1948)
≫2 抜粋改憲(1952)
≫3 四捨五入改憲(1954)
≫4 第二共和国憲法の成立(1960)
≫5 反民主行為遡及処罰改憲(1960)
≫6 第三共和国憲法(1962)
≫7 三選改憲(1969)
≫8 第四共和国憲法又は「維新憲法」(1972)
≫9 第五共和国憲法(1980)
≫10  第六共和国(現行)憲法(1987)
≫11  第六共和国憲法制定後


●条文編

≫1 韓国憲法第1号(制憲憲法)
≫2 韓国憲法第2号(抜粋改憲)
≫3 韓国憲法第3号(四捨五入改憲)
≫4 韓国憲法第4号(第二共和国憲法)
≫5 韓国憲法第5号(反民主行為遡及処罰改憲)
≫6 韓国憲法第6号(第三共和国憲法)
≫7 韓国憲法第7号(三選改憲)
≫8 韓国憲法第8号(第四共和国憲法又は「維新憲法」)
≫9 韓国憲法第9号(第五共和国憲法)
≫10  韓国憲法第10号(第六共和国憲法・現行憲法)

≫参考文献





≫HOMEへ